刀ステと刀ミュの三日月の話

こんにちは!真剣乱舞祭以降、dアニメストアで刀ミュを勉強中の筆者です。刀ミュ以外にも2.5次元舞台がけっこう配信されていてかなり楽しめています。

ちょうど期間限定で刀ステ(虚伝再演)が配信されていたので、「こっちの三日月はどんな感じなんだろう?」と見てみたところ、刀ステと刀ミュで三日月の解釈(見え方)がけっこう違うのがおもしろかったので、覚書を残しておこうと思います。※あくまで個人の印象・好みの話なので、どちらが上だという話ではありません。

目次


刀ステの三日月

CAST:鈴木拡樹

・自他ともに認める年長者
・自分のことを本気で「じじい」だと思っている
・マイペース
・穏やかな表情
・意思を秘めた瞳

年長者、古株、大黒柱。包容力があってお茶目で可愛い三日月です。「格好良い」より「可愛い」を強く感じました。愛すべきおじいちゃん。

自分で書いておいてなんですが、わたしは三日月に限らず刀剣男士のおじいちゃん扱いが苦手です。三日月は自分で「じじい」と称しているので、まわりからおじいちゃん扱いされても仕方ないのはわかるのですが、それでもやっぱり嫌なんですよね。(自称するのは〇まわりが言うのは×)というわけで、

三日月をおじいちゃん扱いすることに関してはとても複雑な思いを抱いているのですが、まさに「愛すべきおじいちゃん」と表現したくなるような仕上がりでした。もちろんいい意味で、です。

【好きなところ】
笑い声。よく笑うのが大変可愛いです。それにしてもよく笑います。「あれ?こんなに笑ってたっけ?」と思い、ボイス集を聞いてきたところ、本当によく笑っていました。鷹揚という言葉がよく似合う笑い声です。原作完全準拠。

刀ミュの三日月

CAST:黒羽麻璃央

・じじいは建前
・「じじい」と名乗るのは他者への牽制と謙遜
・ミステリアス
・余裕のある表情
・時折ぎらりと光る瞳

人ならざるもの、人外、神秘的。ミュ近は年長者というよりも仙人のような印象を受けました。長年生きてきたことで達観しており、高みからまわりを見渡し、気まぐれに助言をしたり、力を貸したりするイメージです。(偉そうだと言っているわけではなく、他の刀とは次元が違う印象を受けました。)そういえば刀剣男士は神様だったなぁと。
立ち振る舞いのなかに雄感が垣間見えるのが、非常に魅力的で罪深いなと思います。どこがじじいだ!「じじい」を自称しつつ全然「じじい」ではない、というのはわたしの理想にとてつもなく合致するので、そういう点でも素晴らしい三日月です。

【好きなところ】
ぎらついた表情。1つ前の記事でも書きましたが、ミュ近に落ちたきっかけが、カッと目を見開いたシーンだったので、その類の表情にはとことん弱いです。キメ顔が本当に好きです。
(参照:真剣乱舞祭2017 ライブビューイング感想 - 頭のわるい感想文

ステ近・ミュ近の比較

〇普段の生活
ステとミュどちらも普段の生活で「じじい」らしさを出していますが、ステ近はそれが素で、ミュ近はそう"演じている"印象です。ミュ近は絶っっ対に自分のことをじじいだなんて思っていません。絶対です(偏見)。逆にステ近は自分のことを本当にじじいだと思っていそうです。
また、ステ近の方が謙虚というか、気負うことなくありのままの自分をさらけ出している印象で、逆にミュ近は矜持が高く、自信に満ち溢れ、ミステリアスな雰囲気をもっていました。ステ近を「瞳に秘めた不変の強さ」と表現するなら、ミュ近は「胸に秘めた切なる思い」ですね。いきなり何を言っているんだ?というつっこみはご容赦ください。

〇戦闘
どちらも格好良いです。多分、THE殺陣!なのはステ近の方なのかなと思います。ステ近は戦闘中でも穏やかな目をしていました。刀を振るう所作がとてもきれいです。殺陣にはまっったく詳しくないので、的外れなことを言っている可能性もありますが、"奇をてらわず基本に忠実"という印象を受けました。基礎を積み上げてきたからこその根拠のある強さ、簡単には揺らがない太刀筋。とても良いと思います。
ミュ近は刀を振るうときの目つきが確固たる自信に溢れているのが魅力的です。まったく負ける気がしません。そもそも負けたことある?と聞きたくなります。こういうタイプが過去に多くの敗北を重ねてきたというのを想像するのもまた感慨深いですね。ミュ近はステ近とは逆に、戦うときに好戦的な瞳をすることが多いような気がします。刀としての本質?

〇ビジュアル
布の質感や質量は舞台の方が再現度が高く、ウィッグやメイクはミュージカルの方が良いと思いました。ミュージカルの方が三日月の瞳が目立つような気がします。瞳が目立つからなのか、ミュ近の方が人外っぽさが出てるんですよね。
どちらが顔が似ているうんぬんの話をしてもしかたがないので、雰囲気の比較をすると、ステ近は温和で穏やかな顔つき、ミュ近は自信に溢れたすまし顔という印象でした。どちらもそれぞれに素敵なので、あとは個人の好みだと思います。

〇他コンテンツと比べて
原作ゲームのボイスの雰囲気に近いのは、ステ近だと思います。乱暴なのは承知で例えると、ステ近は原作ゲーム、ミュ近は活撃アニメに近いのではないでしょうか。アニメの解釈にも思うところがあるので、あまり深くつっ込んだ話はしませんが、ざっくり書くとそんな印象です。
刀剣乱舞の難しいところは人によって解釈の仕方が違うところだと思います。原作ゲームとアニメ(花丸・活撃)でもキャラクターの雰囲気がだいぶ違いますし、2.5次元においても、それ以外においても何が正解ということもないのかなと思います。刀剣乱舞は色々な解釈があることを売りにしている作品だと思うので、人の数と同じだけそのキャラがいて、そのなかで自分の理想を探していけばいいのではないでしょうか。などと物わかりの良さそうなことを書きましたが、結局は自分自身の解釈こそが正義だと思っています。皆さんそれぞれに自分が理想とするする"刀剣男士"を追い求めればいいのです。
話がよくわからない方向にそれてしまいましたが、次の話に移ります。

 

個人的に好きなのは

※画面上で見た印象での好みの話です
※舞台は生で観てみないと本当のところはわからないので、実際に観て今後印象が変わる可能性有り

 ここまでなるべく公平に書いてきた(つもり)ので、これ以降は私情をはさみまくった感想を書きます。筆者は夢寄りかつ自分の解釈優先の人間ですので苦手な方はご注意ください。

正直なところ、ミュ近に惚れ込んだあとに刀ステを見ることにしたので、「多分ミュ近の圧勝だろうなぁ」と思っていました。が、結論から言うとどちらも好きになりました。ありきたりですが、どちらの三日月もそれぞれの色が出ていてとても良かったです。

そもそも、ミュ近と出会う前(らぶフェス2017のLVを観る前)、動画や番組の印象ではステ近が好きだったので、この結論になるのは当たり前と言えば当たり前かもしれません。
ちなみに、なぜステ近が好きだったかというと、声のつくり方が原作寄りだったからです。声や話すテンポが似ているのってすごく大事だと思います。逆に、ミュ近に関しては特に顔も声も好みではないし普通かな、くらいの気持ちでいました。(そもそも三日月自体はわたしの本命ではなかったので、キャストにもそこまで注目していませんでした。)

ですが、今となってはミュ近の虜なので、舞台は本当に何があるかわかりません。もうだいたい察しがついていると思うのですが、わたしが惚れ込んでいるのはミュ近の方です。(以降、麻璃央くんの演じる宗近ということでまり近と呼びます。)

理屈じゃない「好き」

上でもいろいろ書きましたが、まり近は原作ボイスの印象とは少し違うかなと思いつつも、わたしのなかの三日月の理想像に非常に近いです。近いというより理想そのものと言ってもいいくらい大好きです。※注意書きでも書きましたが、わたしはあくまで自分の解釈(理想)優先の人間です。

頭では舞台の三日月の方が原作準拠だと思っているし、お世辞抜きにどちらも本当にすごく良かったです。それなのにどうしてもまり近に惹かれてしまう。どうしてもまり近が好き。そう思ってしまうので、好きという感情は本当に理屈じゃないんだなと思い知らされます。完全にまり近の虜です。

「じじい」を自称しつつ全然「じじい」ではない、というのがわたしのツボなのですが、まり近はまさにこれです。全然「じじい」ではありません。優雅で余裕を感じさせる雰囲気をもちつつも、所作や目つきから隠しきれない雄感が溢れているのが本当に本当に素晴らしくて大好きです。そして、あんなに雄感に溢れているのに(主に対して)優しい笑顔を向けてくるのもたまらなく好きで、結局のところ全部好きです。凛とした表情、挑発的な笑み、悲し気な表情、嬉しそうな笑顔、すべての表情が魅力的です。

さっきから好き好き言ってますが、そもそもまり近って好き以外言わせない雰囲気がありませんか?本人に「三日月好き!」と言っても、まったく驚かず「うむ、知っているぞ」とか言いそうです。むしろ「主は俺が好きなのだろう?」と本人から言ってきそうです。好きって返したら満足げに微笑みそう~~ そういうところが好き~~~

先日の記事でも書きましたが、まり近は格好良いとか可愛いではなく、好き。でも格好良いし、可愛いです。(矛盾)

実在する三日月宗近

1番好きなのは表情や振る舞いなのですが、もちろん見た目も好きです。(好きになってしまいました。)

まずはスタイル。細身の長身、でもガタイは良すぎない。個人的にガタイが良すぎないというのがポイントです。線は細いけど筋肉はあるよ、くらいがいいんです!そもそも三日月自体筋肉隆々なイメージがなかったので、このくらいがちょうどいいなと思います。まあ結局は好みの話です。
頭身的にも理想通りだなと思っていたら、まり近の身長180cm(設定通り)だったんですね。もう完全に実在する三日月宗近(理想)です、、

あとは背中、背中が本当にもう!すごく素敵です!! 多分まり近が好きな人はみんなあの背中の虜なのではないでしょうか。初めて見た瞬間冷静な思考力を奪われ、ただただ凝視することしかできなかったくらいにはすさまじい破壊力をもっています。わたしは感極まると口元を押さえるタイプの人間なのですが、背中を見ている間終始その状態でした。魔性の背中です。あの背中を見ると本当にわけがわからなくなります、、
肌質がとても綺麗ですし、色っぽくて線が細く見えつつも男性的なところも最高です。永遠に見つめていられます。抱きつきたいというよりは、頬ずりしたい、目に焼きつけたい、国宝にしたい背中です。そうだ!国宝にしよう!
とにかく、誰かの背中を見てこんなに感動したのは生まれて初めてでした。わけがわからないくらい衝撃的な背中なので、まだ見ていない方はぜひライブシーンを見てみてください。

スタイル、背中、そしてもちろんお顔も格好良いです。初見ではまり近の顔には特に興味がなかったのに、今となっては大好きです。好きになっちゃうともう全部好きになりますよね。恋の魔法です。余談ですが、まり近は演技力や歌唱力の向上以上に顔の変化がすごいと思いました。トライアル公演から今に至るまでで、どんどんお顔が洗練されていってませんか? 顔の輪郭がどんどんシャープに! もはや口調や声色を寄せるという次元ではなく、存在を2次元に寄せています。いつか2次元になってしまうのではないでしょうか。末恐ろしいです。(ストレスで痩せてたらごめんなさい。)

映像でも写真でもめちゃくちゃ素敵なので、生で観たら死ぬほど格好良いのだろうなと思います。うわーん、生で観たい…… 次に三日月が出る公演が今から待ち遠しいです!

 

つはものを生で観たくてしばらく奔走していましたが、さすがに無理だったのでライビュを楽しみに過ごしています。春には新作公演を観に行けることになったので、そちらもとっても楽しみです。新作だと、原作でも好きな巴形に期待しています。(LVで巴形出演発表があったときはリアルに悲鳴が出ました。)巴形役の丘山さんは歌が上手く、ダンスもお上手な方のようなのでますます期待が高まっている今日この頃です。他にも和泉守を生で観られるのが楽しみです。とにかく何もかもがめちゃくちゃ楽しみです!!

生で観ると印象が変わると思うのでまだブログに書けたらいいなと思います。

それではまた!