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最後のロンリー・クリスマス 感想

 

気づけばもう3月です。毎日セーターばかり着ているのでまったく意識していませんでしたがもう春なんですね。皆さまはいかがお過ごしでしょう。

わたし自身はと言うと、2月半ばからずっと残業続きでついに今週体調を崩してしまいました。外にも出ずに寝込んでいると、ブログ更新だけははかどるようです。時間ができたというのはもちろんですけど、仕事でいろいろと思うところがありまして。自分のなかに解消されないもやもやがあると、筆が進むものなんだなぁと妙に納得しました。さて、下からが本題です。

 

『最後のロンリー・クリスマス』夢色キャスト

 

夢色キャストのクリスマス2016限定楽曲です。

この曲の存在を知ったのがお正月だったため、ロンリー・クリスマスはわたしにとって2017年のお正月曲です。ちょうどあの頃いろいろなことが起きていたのでこの曲を聴くと感慨深い気持ちになります。

名前の通りクリスマスがテーマの1曲。同じ曲をキャラそれぞれがソロで歌うという仕組みなので各キャラの特徴がより引き立つ仕上がりとなっています。

(夢キャスは配信後に一通り遊んだのでキャラは把握していますが、特にキャラの観点から語るつもりはないので、いつも通り豊永連呼です。)

 

最初に聞いたのは橘蒼星ver(CV:豊永)そのあと全員分を聴きました。

同じ曲をそれぞれが歌うっていうコンセプト、すごく好きです。「あーなるほど、そこはそういうふうに歌うんだ」と思う部分が多く、聴いていて楽しかったです。同じ曲でも歌う人によって解釈も歌い方も全然違う。特に歌い出しのテンションの差がおもしろかったです。

曲について補足すると、この曲は『新人サンタが恋人へ想いを届けるラブストーリー』(公式サイトより)がテーマで、クリスマスに仕事がある新人サンタが、クリスマスを1人きりで過ごす彼女を想った歌です。

歌い出しは「どうしてるんだろう 君は今頃1人歩くあてもないのに」

どうしてるんだろう?という素直な気持ちをのせたもの、寂しい気持ちをのせたもの。人によって全然違います。(ちなみに豊永は後者です。寂しさをのせつつも暖かなフレーズに仕上がっています。)たったワンフレーズ、それだけでもそれぞれが微妙に違ったニュアンスになるんだからすごいですよね。歌ってすごい!

まあ言うまでもなく、1番好きなのは橘蒼星verです。だってこういう曲ものすごく上手いんですもん、彼。

 

まず一言感想。ドラマチック!!

そもそも豊永氏は曲の作り方(※)が上手いんですけど、この曲も穏やかな歌い出しからサビでの盛り上がりまでの流れがとてもドラマチック。曲の構成として完璧です。

※出だし→サビ前→サビでの声の強弱と感情ののせ方
 いつもサビ前での盛り上げ方が神がかっていて素晴らしいです

 

まず冒頭からサビ前まで。しっかり丁寧に歌ってます。それはもう丁寧すぎるくらいに。柔らかで繊細なビブラート。1音1音に丁寧にのせられた感情。

ああもう本当に、母音がすごくいい。母音の伸ばし方もすごくいい。苦しいくらいに母音に感情がにじみ出ている。特に「あ」。まずは「街には」のなかに隠れている「あ」の発音。「街には」はたった4音ですが、歌声を聴くとわかります。4音の情報量じゃないです。上手く説明できない自分がもどかしくて仕方ないんですが、その4音に信じられないくらい濃い感情がこめられています。

 

「愛してるんだと心が君を呼んでるよ 止まらない熱さで」からのサビには心がぐらぐらと揺さぶられます。

「愛してるんだと」の「あ」。なんて素晴らしい「あ」の発音なんでしょうね。これは表現力の「あ」と名付けましょう。ここまで表現力のある「あ」もないです。「あ」の音を出す前の何とも言えない空気感をはらんだ一瞬、出したあとの甘やかで切ない余韻。1秒にも満たない1音がまるで数秒のよう。この発音を真似しようと喉を動かすだけで切なくなります。

そして「熱さで」の「あ」。これは声の出し方が最高です。完全に発音萌え視点ですが、これは本当に最高。最高ランク、純度100%の最高です。彼は毎度、こういう切羽詰まった発音が魅力的なんですよね。こういった感情の高ぶりがますます聴き手の気持ちを盛り上げます。(WLBの「空から降る金のカップで」の部分の発音も本当に最高でした。WLBも発音萌え的にエクセレントな曲だったので機会があったら語りたいです)

 

「クリスマスキャロル ああ 1人きりで」

サビ前までは柔らかく暖かく彼女のことを歌い、サビでは切ないまでの激情が一気に溢れてくる。まさに"止まらない熱さ"。

私自身、歌での感情表現が得意ではなく(文でも口でも下手ですけど 笑)、感情をのせる難しさをよくわかっているので、感情の奔流そのまま歌い方は、豊永利行が好きとかそういう感情を抜きにしても、純粋にすごいなと思います。歌に感情をのせているというより、感情が歌にのっているように思える、そんな歌い方です。

 

そして個人的にこれは!と思ったのが「クリスマスだよ もう 最後にしよう 離れて 聖夜を過ごすのは」

このフレーズの「聖夜を過ごすのは」の「過ごす」の部分。なんでこう効果的にファルセット(裏声)を入れてくるんですかね?? 初めて聴いたとき、もうだめだと思いました。よりによってなんでここで使うんですかね? 歌の情感が増しすぎません? このくらいの音域なら豊永はファルセットを使わなくても普通に出せます。意図的です。それがあまりにも効果的すぎてこわい。才能がありすぎる。 感情の直球ストレート。完敗です。

 

書いているうちにまた聴きたくなって、聴いてきたのですが、なんでこんなに暖かで優しくてどうしようもなく切ない歌い方ができるんでしょうね…… あまりにも良すぎてため息が出るくらいです。

そして自分の文章にもため息が出ます。なぜ!上手く!伝えられないの!? こんなに好きで、感動して、萌えたぎってるんですけど、その1mmも伝わっていないような気がします。表現力不足、語彙不足。でも本当に良曲なんですよ? ぜひ聴いてほしい。

下にリンクを貼ったので、興味がわいた方は1度聴いてみてください。余力があればぜひ聴き比べを。

すでに聴いたことがある方もぜひもう一度。

www.nicovideo.jp

 

フルを買いたくてずっと待ってるんですけど配信されないんですかね? ずっと待ってますので、どうかお願いします。

クリスマス曲ですが、1年中聴いていたいと思える良曲でした。今後も夢キャス曲には期待大です。

 

歌詞の引用元→『最後のロンリー・クリスマス』歌:夢色キャスト 作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:渡辺未来(ただし耳コピで書いたので間違ってる可能性もあります)