愛染健十ソロ曲 感想

『LOVE IN SECRET × SEXY NIGHT』 愛染健十

※残業続きで精神がわりと死んでいたときの文章です

 

第一印象:歌詞薄っぺら!!!

曲調はそれなりに好み。軽い感じはするけどライトなお洒落感があってさっくり聴けます。そして歌もすごくいいです。上手いし、聴き心地もいい。なのにどうして歌詞がこんなに薄っぺらいのか??

わたしは愛染が好き(※好きではない)なので、ついつい冷めた目で見てしまいがちなんですが、それにしても歌詞が薄っぺらいです。溢れ出る軽薄さが止まりません。

「Shall we make love?」 
「Come on baby?」 

「はぁ??」と、いちいち冷たい視線を向けたくなります。なーーにが「Shall we make love?」 だ。あとやたらと英語を混ぜてるのもルー大柴か!という。(皆さんルー大柴を覚えているでしょうか?ここ数年全然TVで見ないですね。)
2番の「Thrillな愛」のthrillのthをしっかり発音してくるのが最高です!

やたらと英語を使うのはまあ良いとして、メイクラブしましょうから始まって、挙句の果てには「cute voice聞かせて」とまで歌ってきます。愛染氏の頭は大丈夫ですか?と聞きたくなります。 cute voiceの歌い方がかなりツボです。大好き。まあとにかく終始それの話なわけです。わたしは禁欲的な雰囲気が好きなので、こういう露骨な歌詞は好きではありません。健十のキャラを考えれば納得いくけどそれにしても軽薄です。

ですが、何回か聴いているうちに、1周まわって、「わざと薄っぺらな歌詞にしているのでは?」と思えてきました。だってこれほどまでにメイクラブ1色の歌なのに、精神的なつながりがまっっったく感じられないんです。それが逆にものすごく愛染っぽい。自分が薄っぺらさで何もないのを自分自身が1番わかっている、それが愛染ですよね。そういうところが本当に好きです。そう考えるとこの曲も何だか切ないなぁと。

とは言っても、歌詞を作った人がどこまで考えて作ったのかはわからないのであくまでも妄想です。この歌詞格好いいよね!?と思って作ったなら本気で頭を疑った方がいい気がするのですが、案外ちゃんと考えて作詞したんじゃないのかなと思ってしまいます。夢を見すぎでしょうか。

ここまでで散々言ってきましたが、仕事で心底疲れたときに頭で流れたのがこの曲でした。何だかんだ言って気に入ってはいます。薄っぺらなおかげで、疲れていて頭がまわらなくても心にすーーっと染み渡ってくるんですよね…… 思考放棄できる良曲です。

頭を使わないって素晴らしい!!!

ありがとう愛染健十。帰りはずっとBGMにして帰ります。